• 2011.10.22

預かり犬:第一号『ロン』我が家から卒業

img_0863震災後、自分にも何かできることはないか?と思い、思いきってはじめた預かり犬を預かるということ。4月14日、KDPのお山から、我が家にやってきた預かり犬第一号ロン(♀)が、10月20日、新しく決まった里親さんの元へと旅立っていった。

ロンと時をともにしたのは、半年という短い時間だったけれど、この半年の間に、いくつかのつらい別れがあった。
一つは幼少のころ、たくさんかわいがってくれた伯母との別れ。
そして、つい先月、9月25日に、長年暮した愛犬モモ(スコッチテリア♀)が他界した。
モモの死は、家族全員にとって、本当につらかった。あまりに潔く息をひきとったので、今でも、そこにいないということがもひとつ、信じられない。存在がそこにいない悲しみというには、本当に後から、後からつよくなってくるもので、いつもモモが寝ていた場所にできた床のしみを見るたび、なんだか無性に悲しくなるのです。

そこにいて、手でふれられること、においをかぐこと、一緒に時を過ごすこと。
生きているということ・・・。
そばにいれることのうれしさ、大切さ。

モモと一緒に歩いた海が見える散歩道。散歩中、遅れてついてくるこどもたちを振り返るモモの後ろ姿。
モモが、私たち家族の中に確かに存在したこと、そして、家族それぞれの心にたくさんの気づきをくれて旅立っていったこと。

モモを骨にした日、長女がまだ習いたてのつたない字で手紙を書いてくれた。
「おかぁさん、モモがしんじゃつたけど、がんばっていきようね」

そして、20日、旅だつロンの里親さんにむけてかいた、長女の手紙。
「ろんは、はなれてもともだち。ろんをよろしくおねがいします」

モモとの別れがあった中、このタイミングで、明るくて気持ちのよいロンが我が家にいてくれたおかげで、家族みんながとてもすくわれた。
とくに、モモと長年連れ添ってきたノア(スコッチテリア♂)にとって、モモを失った悲しみをわかちあってくれたロンの存在は大きかったと思う。それでも、ロンを見送った時、ノアはそれさえもすべて理解しているかのように、私と同じ気持ちでロンの新しい旅立ちを祝福していたように感じた。

お山には、現時点で81頭の保護犬がいる。悲しみを力にかえるために、また来週から、一頭預かり犬を迎えることにした。
今度は福島の被災犬です。
名前はモヒート(♀)、新しい家族が来たら、写真をUPします。

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